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・トレードスタイル色々あるけどどれがいいの

・会社員だと長期投資しか出来ない?

・資金があまりない場合はどうすれば



今回は株式投資を始めた時、どんなスタイルでやっていくのか?

について、考えた時のお話しです。


そこに加えてぼくが実際にそれぞれのスタイルを試して経験してきた事も踏まえてお話しをしていきます


ぼくは長期投資も含めると投資歴は13年です。


中期、短期、デイ、スキャルまですべて経験してきてきた中で、それぞれの特徴も把握しているので是非最後までご覧いただければと思います。



この記事を読むとわかる事


・初心者におすすめのスタイル

・トレードスタイルの種類と特徴

・トレードスタイルの選び方


初心者におすすめのスタイルは中期投資


まず先に結論から言ってしまうと株であれば初心者に向いているのは中期投資です



ただ人によって「どの程度稼ぎたいのか」が変わってきます



自分の目標にあったスタイルを極めていく必要がありますが

いきなりだとイメージしずらいと思うので、ぼくの経験を元に事実ベースでお話しをしていきます


目標資産と経済サイクルを確認


株式投資を始める時にトレードスタイルを決めていくわけですが

その前にまずは目標と現在の経済サイクルについて考えていきます。


目標金額

このころは2015年

当時の僕は自社株で7年近く長期投資をやってきた事もあり、その効果を体感していました。


しかしそこから増やしたい金額というのはもっと大きな金額でした
(この時は強気に年利40%くらいをイメージしていました)


元本サイズにもよりますが投資の神様『ウォーレンバフェット』でも年利20%近くという事なので長期投資のスペックはこのあたりが上限なんですね。

また景気サイクルが天井付近にきている体感もあったため、ここから5年以上安定して伸びるイメージが湧かなかったんです


経済サイクル

・ここから5年後の状況

参考に2015年~2020年までの実際の状況を見てみましょう



2020年現在

いま見返してみると様々な金融緩和の恩恵もあって伸び続けてきましたが、実態経済との乖離が発生してしまっているように感じるのが現状ですね。

アベノミクスで急上昇してきた相場も勢いが弱まり2018年あたりから、ものすごく大きな暴落が数か月ごとに起こるようになってきました


※アベノミクスを詳しく知りたい方はこちら

アベノミクスとは何だったのか。「大胆な金融緩和」が残した「地味な偉業」とは?

引用元:https://www.businessinsider.jp/post-219621


2018年の経済状況としては米中貿易戦争などで経済冷戦みたいな状況になっていました

元々の株価が大きくあがってくいる事もあり、暴落額としては


リーマンショック越え


史上最大の下落


とかよく言っていましたね。

パーセントとしては -13~17% くらい


なので、リーマンショックの -50% よりはインパクトは少ないですがそのまま下げ続けるイメージがつく位の大きな暴落でした



しかしこちらも金融緩和のおかげもあって最終的には持ち直しました。


今回のコロナショックもその影響でGDPは大きく低下しています


それに対して株式市場もショック直後は大きな暴落をしましたが、現在は金融緩和や支援制度のマネーが流れ込み大きく上昇しています



今後の状況は分かりませんが、不安定な状況が続く可能性はまだ、だいぶ残っているんじゃないかな と思います


最初に選んだのはスイングトレード


では再度2015年に戻ります


何となく上昇一辺倒じゃなくなるイメージが当時からあったので


あまり長く持ち続けていなくても、しっかり増やしていける投資をしたい
という思いがありました。



そんな中、ネットで色々調べていくうちに「スイングなら会社員でもできる」という情報に行きつきます

この数日~数週間の保有期間というのは、これで勝てるようであれば、当時のぼくにとっては理想的なスタイルでした

短期は難しいと良く言われますが、ぼくは資金を大きく伸ばしたかったので初めからこのスタイルにしてみました


よくある話しなんですが『自分なら何とかできるだろう』と思ってしまうんですね。


心理学では正常性バイアスって言われるヤツです。


投資を行う中ではこういった相場心理学についても触れていく事になります

「認知バイアス」は、現実を直視できなくなる心の動きのことだ。そのなかでも、常に正常な判断が求められる投資に悪影響を及ぼすのが、「正常性バイアス」と「自信過剰バイアス」と呼ばれる2つの心の動きだ。

引用元:投資で失敗しないために知っておきたい「投資心理学4選」



実際に初めてスイングに挑戦した時の結果はこちらの記事で書いています

【会社員】株初心者が注意すべきスイングトレード|実例から学ぶ2つの技

引用元:https://omokaji-alo.com/2020/10/15/884/




今回は保有期間ごとの特徴を覚えていきましょう



投資スタイル毎の特徴


トレードには保有期間毎に特徴や戦略の違いがあります。


結局のところ、人それぞれに合う合わないがあるため自分のライフスタイルに合った方法を選ぶべきです



各スタイルのメリット・デメリットを理解して自分に合いそうなスタイルを考えてみてください



ではひとつずつ見ていきましょう



・長期投資


まず長期投資です

保有期間のイメージとしては3年~10年くらいです

メリット

・リスクを時間分散できる
・金融緩和の恩恵を受けやすい

デメリット

・経済状況に左右される
・資金効率が最悪

分析時間

・すくなめ


※長期投資の事例については僕が自社株を約4倍で利確した時の記事があるので興味がある方はこちらもご覧ください

持株会の株を売りたい人必見|株価約4倍で売却した方法とは

引用元:https://omokaji-alo.com/2020/09/30/552/



長期投資はスキルが無くても投資しやすく安全なイメージがあるため人気があります

貯金代わりにやっている人も結構いますよね。

しかし実際は経済状況に左右されやすいため10年スパンで考える必要があります。


保有期間中も外部影響を受けやすい状態が続くので今後の経済状況を見極める能力も必要となってきます


ぼくが経験してきた中で思う事は大きな何かのショックで暴落した時以外から始めるのは世間一般なイメージよりリスクが結構高くなる気がします


何年保有するつもりなのか、開始する前にイメージしておく必要があります。


また急落、暴落時に仕込んでいくために余力を残しながら行う必要もあり

とにかく資金が豊富にある方向けかなと思います。


株主優待や配当金を目的にガチでホールドし続けるのがセオリーのスタンスもあります。

ぼくの知り合いにも長期投資を継続している人はたくさんいますが暴落が発生すると


「今日は60万へった。。。」


とかよく言って辛そうにしていたのを思い出します。


ぼくはその時、短期空売りで入っていたので黙る事しかできませんでした笑




・中期投資


続いて中期投資です

保有期間のイメージとしては3ヶ月年~1年くらいです

メリット

・値動きが気にならない
・銘柄によっては経済影響が少ない場合もある
・成長株だと急上昇する可能性もある 

デメリット

・資金効率が悪い
・運任せ的な側面が大きい

分析時間

・スクリーニング時間がそこそこ掛かる



中期投資はとにかく『銘柄選定』が命です


財務指標や成長性なども大事ですが、それがチャートに現れる銘柄かどうかを見極めていく必要があります


保有期間がそこそこあるので、相場環境に影響される事も多いです。

ただ、その中でもずっと上がり続ける数少ない銘柄なんかもあります


そんなめっちゃ強い成長株を探して投資をしていくのが結構楽しいです。


保有銘柄を応援したくなる気持ちもでてきたりと、株式投資の醍醐味を味わえるのも良い所ですね。


保有期間が長い分、現物オンリーでやる必要があるので複数銘柄を保有する場合は資金量もそこそこ必要です


ひとつの銘柄で必要な資金目安は15万円~25万円くらいです。

安い所だと10万円くらいからチャレンジ出来る銘柄も結構ありますので初心者の方にもオススメです


あとは嬉しいのがたまに起こるストップ高ですね。

期待感の強い銘柄を保有する事になるので上方修正発表で跳ねたりする事もあります


ぼく自身何回もストップ高をゲットした経験がありますので、狙うところを狙っていればそこそこの確率で引けるような気もします。


原理としては業績や成長性から期待感が高いのに、その期待感よりも株価が割安な状態

その時期に何かしらのサプライズニュースが出て期待通りに一気に戻る

そういった現象なんですね。


逆に加熱しすぎているとストップ安になる事もあるので注意は必要です笑


※中期投資の事例としては、ぼくが初心者ながらに年利50%を達成した方法を書いた記事があるので興味のある方は覗いて見て下さい。

【銘柄選び】会社員でも株式中期投資で年利50%達成した手法を解説

引用元:https://omokaji-alo.com/2020/10/20/959/




・スイングトレード

次にスイングトレードです

保有期間のイメージとしはては2日~3週間くらいです。

日足の流れに乗る場合は結構長く持つ事もあります。

メリット

・資金効率が良い
・兼業でもトレード出来る
・時間効率も良い
・1回1回のトレードを大事に出来る
・フィードバックが早いのでしっかりとPDCAを回せる

デメリット

・値動きが気になる
・しっかり勉強しないと資金が増えづらい

分析時間

・ファンダ分析少なめ
・テクニカル分析多め

個人的に株はスイングが一番オススメです。(わたしもスイングがメインです)



理由はフィードバックが早いので失敗に学びながらトレードスキルを向上させる事ができるからです。



ただ適当にトレードすると大きな負けが連続してスグに資金が無くなるリスクもあります。


また日々の値動きに振り回されないメンタルも必要になり、色々と改善しながらのトレードとなります。



少ない資金から長期的に大きく伸ばして行きたい兼業トレーダー向けです。




ただスイングまでのトレードは投機と呼ばれる行為です

簡単に言うと投資のように放置しながら時間をかけて増やしていくスタンスではなく



増えたら利確

減ったらすぐ損切り



これを繰り返して減らした量より増やした額が大きくなる事で資金がどんどん伸びるってやり方です。



ぼくは学生時代にパチンコで勝ち続けていた経験もあったので、期待値の高い行動を重ねる事で資金が増える感覚というのはもともと持っていました


その経験もこのスイングトレードにチャレンジしようと考えたひとつかもしれません。



・デイトレード


デイトレードの保有期間は基本1日以内です。

メリット

・持ち越しリスクが低い
・資金効率が抜群 
・夜間取引対応の商品は兼業でも出来る

デメリット

・一日の節目でチャートを見る時間を確保する必要がある
・チャートを見る時間が増える
・ストレスがたまる
・スキルがないと資金がすぐになくなる 

分析時間

・テクニカル分析がメイン
・勢いを図るために強いファンダは参考程度に
・チャートを見る時間が長い

デイトレードは株と為替で少し感じが違います


株の場合は取引ができる時間が限られています

9時~15時です。


この中でデイトレードに適した時間は9時半、11時、14時半あたりです。


株の場合はこの時間にチャートを見れる必要があるので兼業だと手が出しづらい人が多いかもしれません



これに対して為替やCFD、先物などであれば夜間も取引ができるので兼業でもチャレンジ可能です。



ぼくは長めのデイトレードをやる事もよくあります。

5時間以上保有するのでスイング気味に入るんですが大きく動いて狙いのところまで到達すればデイトレで終わるような感じでやっています


デイトレも長めと短めでだいぶ感じが違いますが一般的には短めで持つイメージが強いと思います。


より細かい足を見る程チャートを見る時間が増えるので疲れます


その間に感情を振られる場面も多いので、取引回数が増えるとストレスが非常に大きくなるおそれがあります。




ストレスから変なエントリーをしてしまう事もあるので、しっかり取引ルールを作って自己管理しながらトレードする必要があります。


※ストレス対策の事例を見たい方はコチラ

トレードが辛いと感じる時の対処法

引用元:https://omokaji-alo.com/2020/06/27/325/




他のトレードよりも難易度はあがりますが、勝てるようになれば、かなり早いスピードで資産を増加させることができます

・スキャルピング


スキャルピングは数分~15分程度の保有をするスタイルです

メリット

・保有期間が短いので資金をリスクにさらす時間も短い
・小額から何倍にも増やせる可能性がある
・達人になるとほぼ負けずに連勝できる

デメリット

・チャート画面から離れられない
・達人になるまでの練習量がかなり必要
・取引手数料分の不利な戦いを繰り返す必要がある  

分析時間

・チャートを見る時間がかなり長くなる

スキャルはとにかく疲れます。


常に画面を見続けながら小さな値動きに対して反応していくトレードです。

保有時間が短い分リスクは低いかもしれませんが参戦中はとにかくエネルギーを消耗します


達人の域になると、ほぼ負けなしの連勝ができるようになりますがその域に到達するまでに相当な量の練習を繰り返す必要があります。



身に付けてしまえば一生もののスキルになるとは思いますが、かなり難易度は高いです


兼業でやる場合は株よりもFXやCFDなど夜間取引でやる方が向いています


このやり方を極めるのはプロのスポーツ選手を目指すような感じで

これだけで食べて行きたい専業トレーダー向けです。


分析方法の違い


保有期間以外にも分析方法の違いもあります大きく分けるとこの2つです。

ファンダメンタルズ分析

・会社の業績や財務状況、成長性などから判断
・経済状況、決算などの環境やイベントから判断 

テクニカル分析

・チャート形状から売買ポイントを判断
・他銘柄との相関性から値動きを判断


簡単に一言で言ってしまうと


ニュースで売買するか

チャートで売買するか  です。



どちらもメリット、デメリットがありますがそれぞれ分析方法と保有期間の組み合わせで相性が良いペアもあったりまします。


ここでは情報量が多くなりすぎるので、次回の記事で書きますね。



さあ、あなたにはどのトレードスタイルが向いているでしょうか。



それぞれの保有期間ごとの立ち回り方についてはnoteでも書いていますので、もし興味のある方が居ればのぞいてみてください(限定無料公開中



特徴を理解して自分に合うものを


それぞれの特徴を見てきましたが一番大事にしてほしい事があります。


それは自分の理想のライフスタイルに合わせる事です

ぼくの場合は『時間効率の良い』兼業トレードを目標としていたのでスキャルピングを極める事は目指しませんでした


いくら稼げたとしてもチャートに張り付き続けるのは、どうしても嫌だったんですね。


※なんで兼業にこだわるかはプロフィールで紹介しています



ただデイトレの練習をする中でスキャルピングの経験もしてはしています。

今になって思うと必要な経験だったとは思いますが、中々ハードです・・・


ぼくが練習で16時間連続で1分足を見続けた時の話しはまたいつかFXカテゴリーで書きますね笑

ゲームみたいに趣味でトレードが出来て、とにかくコレが好きな人なんかはスキャルをやりながら専業を目指すのも良いと思います



スタイルによって、やる事がガラっと変わってくるので

とにかく自分に合っているかこれを基準に選ぶ事を重視してください


とは言っても実際は体験していみないと分からない事も多いので少額で全部試してみて決めるというのが実は一番よかったりもします

まとめ

では最後にまとめです


・初心者におすすめなのは中期投資

・どの程度稼ぎたいのかを考える

・経済サイクルについても見通しを持つ

・正常性バイアスに注意

・投資スタイル毎の特徴を覚えて自分に合うものを探す

・まずは少額で経験を積む



という事で今回のお話しは以上です。



最後まで読んで頂きありがとうございました。


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