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・いったいどっちの分析つかったらいいの?

・トレードスタイルとの相性は?

・初心者におすすめなのは?


今回はぼくが株式投資を始めた頃に分析方法がよくわからないけど調べてみた時のお話しです。


そこに加えて5年以上、しっかり株の分析をしてきた経験も踏まえて、それぞれの特徴と、おすすめの使い分け方を紹介していきます。


どんな分析方法を学んでいこうか迷っている方は是非最後まで見てくださいね


まず投資の分析方法としては大きく分けて2つあります。

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析

聞いたことがある人が多いとは思いますが、なんか難しそうなイメージがありますよね


ぼくも最初はとっつきづらかったのです



しかし、しっかり勉強して投資で勝てるようになりたい


そんな思いが強かったので色々と調べて勉強を始めてみる事にしました


結論としてはこれです

浅く広くでも良いので全部やったほうが良い

浅く広く、まずは最低限を身に着けて、その中で結果に繋がりやすい所を強化していく

そして自分なりにファンダとテクニカルのバランスを決めてトレードするべし



さてではそれぞれの詳細について見ていきましょう


ファンダメンタルズ分析


まずファンダメンタルズ分析とは簡単に言うと

本来の価値を見極めろ!ってやり方ですね。


ようは財務指標などの色々な『情報』から将来予測をして投資を行う分析方法です


しかしその『情報』にも様々なものがあって、総合的に判断していく感じになるので

ここでは、それぞれを簡単に見ていきましょう

財務指標

企業の財務指標には様々なものがあります

これを詳しく見れば、その企業がどんな財務状態で健全なのかどうかがわかってきます


だいたい株の情報を調べると最初に出てくるのがこのあたりです。

PER、PBR割高、割安を見る指標
ROE、ROA収益性を見る指標
EPS成長性を見る指標

調べると良く計算式とかも出てくるのですが、ぼくは見た瞬間



 ・・・・必要?w ってなりましたw


実際投資する中では特に覚える必要はないので安心してください
※中身を見てみたい人はコチラ


ここでは個人的に投資をする上で気にした方が良いと思う所だけ見ていきます

・ROE 自己資本利益率 

これは海外投資家が良くチェックする値です。
収益性を表しますので、高い方が良いです。
 

・EPS 1株あたり収益率 

この値が高い方が成長性が高くなります
年々順調に増えているかを見ます


とりあえず最初はココだけで良いかなと思います。

ようは収益性が高く、成長している企業か を確認します。



ほかにも色々ありますので興味ある人は軽く見てみても良いかもしれませんね。
企業の状態が分かるので教養としても知っておくのは悪くないです。


ただここでは投資をする時にどう使うか の方が大事です。
こちらのサイトが分かりやすかったので紹介します

No.1アナリストがいつも使っている投資指標の本当の見方

引用元:https://skyrocket777.com/valuation_yoshino/


期待感が大事

次に大事なところ『期待感』です。



株価とは未来の会社の状況を表す先行指標のような一面もあります。


ビジネスモデル、成長性、業績などから、

今後大きな会社へ育っていく可能性があるのか、ないのかという所が株価に反映されます


つまり大きな会社でも頭打ちな感じが出ていれば株価は伸びづらいですし

まだ小規模でも成長性が高く、毎年どんどん業績が上がっているような所は伸びやすいです



この期待感を判断する分かりやすいイベントが『株主総会』『決算発表』です


こういったタイミングでサプライズ発表があると株価が跳ねやすいです。


また期待されるには『信頼』をされる必要があります。

信頼チェック


・見通し通りの決算が出来ているのか

・社長がどのように考えて会社を経営しているのか


この辺も『期待感』を判断する大事な材料です。


社長が変わった瞬間から株価が下降トレンド入りする企業なんかも見たことがあります。


割高割安の判断

株を売買する時はタイミングも大事なので割安感を見る必要があります


ただこの判断、一般的にはPERやPBRを使う事が多いのですが、実際のところあんまり機能しないイメージがあります


それよりも下記に上げる所を見ておいたほうがタイミングを図りやすいです

レーティング

ファンドなどが出している目標株価ですね。
これは発表と逆の行動をしているファンドもあったりするので、あまり信用しない方がいいです。

ただ一般的なイメージが、どのあたりか という見方が出来ますので参考にはなります


・信用倍率と貸借比率

これは以外に重要です

株価が勢いよく上がっていても信用買いが多すぎると、それをどこかで消化しないといけません

信用取引の保有出来る期間は通常だと6ヶ月くらいが限度な事が多いので、この数値にも注目しましょう


騰落レシオ

この指標は結構オススメです

騰落レシオとは一定期間の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率を計算したテクニカル指標です。

引用元:https://nikkei225jp.com/data/touraku.php 

・・・ん!? テクニカル指標らしいです!笑

ぼくは使い方としてはファンダ的に使っています^^; 

騰落レシオチェック


・120以上だと過熱感があって調整が入りやすい

・80以下だと割安感があって反発しやすい



業種 外需、内需

業種ごとの特徴についても知っておく必要があります。 

たとえば輸出メインの製造業などは円高円安の為替影響を大きく受けます

逆に建築や土木系などの内需株は、そういった影響は受けづらいです。


不景気だと医療株があがったりなどもします。


経済状況の影響の仕方が業種によって全然違うのでチャートと経済状況の相関を意識しましょう


ファンダメンタルズのまとめ

ファンダメンタルズは初心者が手を出しやすいですが、非常に奥が深いです。

でも情報戦になるので、プロとの格差が開きやすいです。


情報どおりにいかない事が多いので参考程度に見ていく使い方が良いと思います


ただ、あまりにも強すぎるファンダが出るとその方向に大きく動くので、常に気にしておく必要はあります



なんで上がった、なんで下がった とかも理由が後付になる事が多いですが


その企業がどういった状況なのか

投資家としては、それを知っておくべきだと思います。





テクニカル分析

つぎにテクニカル分析です。

こちらはチャートの形やインジーケーターを使って売買の判断しろ!
というやり方です。


こちらも種類がかなり豊富にあるので難しそうなイメージがあります。


ぼくも実際初期は何となく 上がりそう、下がりそう でトレードしていたので

理解せずに投資する人が多そうだという印象があります



まずは基本的な所から見ていきましょう


移動平均線

テクニカルといえばとりあえずコレでしょ!

というくらい人気のあるインジケーターです

※インジケーターとは

インジケーターとは、株のチャートでテクニカル分析を行うための指標のことです。

引用元:株塾



移動平均線は株価のある一定期間の平均値を出すインジです。

英語だとMoving Average 略してMAと呼びます

MAはこのチャートに出ている曲線の事です。

それぞれ下記のようになっています

25期間MA青         
50期間MA
75期間MA赤   


一般的によく言われる使い方がこんな感じ

移動平均線


・25MA トレンド継続の押し目

・50MA トレンド継続の深い押し目

・75MA 長期トレンドの節目


つまり75MAを下割るまでは上昇トレンド継続って事です


実際に使い出すともっと色々な使い方があるので、MAの詳細については別の記事で書きますね。

その他のテクニカル


移動平均線以外にもテクニカル分析の種類は膨大です。

有名なものだとこんな感じです。

種類分類    詳細
トレンド系 インジケーター一目均衡表、ボリンジャーバンド
オシレーター系 インジケーターRSI、MACD
ライン 自分で引く線水平線、トレンドライン
※解説動画もあります(目次使って下さい)
チャート形状ローソク足の並びダブルトップ、ヘッド&ショルダー
※詳細は一個ずつ別記事で書きます

主要なところの使い方はテクニカル編の記事でひとつずつ紹介しますね。



インジを増やしすぎない事が大事

インジケーターは種類が多いので勉強を始めると全部使いたくなってきます

しかし増やせば増やすほど判断材料が増えてしまうので迷う原因にもなります。


Aのインジは上、Bのインジは下 みたいな状況が良く発生します。


そういった状態だと、どうしても勝ちづらいのでインジケーターは数を限定してシンプルにチャートを見る事が大事です。



ラインやチャート形状も同じで、決めた形だけを待って取れる所を取っていくというのが勝つ時の使い方です。


テクニカル分析のまとめ

テクニカル分析はチャートから視覚的に売買タイミングを判断するための分析です。

慣れるとこれだけでトレードできるくらい協力ですが、大きなファンダ要因には負ける事が多いです。

また絶対に効くというものでもないので信用しすぎるのは危ないです。


ただ、精度が上がると現在の株価の勢いや、割安割高を捉えやすいので非常に役に立ちます。

ファンダ分析のような情報格差が発生しづらいのもいいところです。

情報が出る前にイメージで行うトレードなので、しっかり決まるとめっちゃ気持ち良いですよ笑


分析方法の選び方


では最後にそれぞれの分析方法の使い分けをお話ししていきます。

どちらも使うべし

結論としてはどちらも使うべきです。


どれだけ調査をしても、ファンダメンタルズ分析ではタイミングが遅れがちです。


ニュースでトレードする場合も見てから動く事になるので保有期間にもよりますが不利な状態になりやすいです。


なのでファンダを参考情報として、多少のバイアスをかけながらも現在の状態についてはテクニカルで見ていくべきです。



ただ大きなファンダにテクニカルは勝てないので、想定外の動きが来た時はすぐに対応して大きな損失を出さないのも大事です。


保有期間との相性

それぞれの保有期間毎に相性の良い分析方法があります

※保有期間によるトレードスタイルの特徴については前回の記事を見てください

【株初心者向け投資スタイルとは】投資歴13年の兼業トレーダーが徹底解説

引用元:https://omokaji-alo.com/2020/10/07/710/


・中長期投資はファンダ重視

長期投資と中期投資はファンダ分析をしっかり見たほうがいいです。

どうしても保有期間が長いので短期的に上下に振られる事はあります。

中長期的に上がるためには会社本来の価値は大事なので良く確認をしましょう。


ただ現在の状況についてはテクニカルも見ながら過熱感なども確認していきましょう。

感覚としてはこんな感じです。

中長期使い分け


・長期投資 ファンダ8割 テクニカル2割

・中期投資 ファンダ5割 テクニカル5割




・短期トレードはテクニカル重視

短期のトレードはテクニカル重視の方が良いです。

決算などの大きなファンダは避ける事でテクニカル通りに動きやすい所を狙っていきます


短期的なトレンドが転換しそうな所から入って、ある程度伸びた所で利益確定するような感じで使います


現物株と為替などで少し変わりますが、感覚としてはこんな感じです。

短期使い分け


・株式投資   ファンダ3割 テクニカル7割

・為替や先物  ファンダ1割 テクニカル9割 




相関関係も大事


分析方法とは少し違うのですが相関関係を知っておくことも大事です


例えばこんな感じ

金が上がる→ドルが下がる

ドルが下がる→米株が下がる

米株が下がる→日本株が下がる

原油が上がる→中期的に株価が上がりやすい

米株が上がる→米国債が下がる


有事の金とかいう言葉もありますよね。


リスク資産と安全資産というイメージがあるので、それぞれに相関があります。

相関関係についても詳しくは今度別の記事で書きますね。

まとめ

最後にまとめです

・浅く広くでも全部やった方がいい

・結果につながる所を強化しよう

・ファンダメンタルズは企業の期待感や割高、割安を意識

・売買タイミングはテクニカルを使う

・テクニカルではインジを増やしすぎない事が大事

・チャートをシンプルにして決めた形だけ取っていく

・分析はどちらも使うべき

・自分なりのファンダとテクニカルのバランスを決める

・保有期間との相性が良い分析手法を使うべし

・相関関係も気にしながらトレードすべし


という事で今回のお話しは以上です。



最後まで見て頂きありがとうございました!

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