・会社で持株会に誘われたけどお金が減りそうで心配
・持株会に入ったけど退職まで保有するの?
・お得そうだから入ってみたけど正直良くわからないんだよね・・・
今回はぼくが始めて株式を購入した時のお話しです。
会社員が一番手を出しやすいのがこの『従業員持ち株会』長期投資になるわけですが、この投資方法は実際どうなのか?
+400%で利確した経験からの考察をお話ししていきます
※先に結論を言ってしまうと、取得中の積立額は最大でも9,000円程度でした。
その程度の額でも数百万円の利益になります。
売却時の結果がしりたい方はこちらの記事を見て下さい
持株会の株を売りたい人必見|株価約4倍で売却した方法とは
https://omokaji-alo.com/2020/09/30/552/
・持株会の制度を理解 メリット/デメリット
・実際に資金は増えるのか
・売りたいときに売れるのか
ぼくが会社に入った時は2008年3月
ものすごく好景気でした
特別やりたい事もなかったので
何となく大きな会社に入っておいた方が安定するなじゃないかな~という軽いノリで東証一部上場起業に入社しました。
持株会への加入
新入社員研修での説明
会社では新入社員に対して様々な『定額入金』をおすすめしてきます
保険とか特にそうですが、社会人なら入っていて当然!みたいな感じでゴリ押し
ほとんどの人が入会させられていたのを覚えています
そしてその案内のあとに、安易にクレジットカードを契約するな! という順番・・・笑
いま思うとひどい案内だな~と思うのですが、まぁそれはさておき
この時に『持株会』についても勧誘活動が行われるわけです
なぜ会社は従業員に自社株保有を進めるのか
●会社と個人それぞれのメリット
会社が自社株保有をおすすめする理由
これは会社側に色々とメリットがあるからなんですね
例えばこのようなこと
・株主構成が自社に有利になるので買収されづらくなる
・社員が会社の業績を上げようという意識が上がる
・売られずらいので株価維持にもなる
ここだけ見ると会社の都合が良いような制度に感じてしまいますが、もちろん社員側にも有利な条件があります
持株会に入るメリット
・1000円単位から株式購入できる
・給料天引きの積み立て投資ができる
それぞれ詳しくみていきましょう
●1000円単位から購入できる
通常株式というのは100株で1単元となっているものがほとんどですですから
例えば株価2000円の株を購入しようとすると通常だと20万円の資金が必要になります
しかも長期投資だと、その資金が長い間拘束されるためさらにハードルが上がります
これに対して持ち株会で1000円単位から購入できるのがメリットです。
上記の株価2000円の例で考えると
1000円分=2株 です
極小資金からでも投資にチャレンジできるのでハードルはかなり低いですね
●積み立て投資ができる
長期投資の有名な手法に『ドルコスト平均法』というやり方があります
これは毎月決まった額の株を購入していけばリスクを時間分散できるため世界経済同等より少し高いくらいのゆるやかな上昇が見込める。とういものです
自分でこの処理をやろうとすると結構めんどうなんですがこれを自動でやってくれるのが良いですね
また定額入金のため、株価変動に伴うバランス調整(リバランスといいます)も自動でやってくれるので放置できるのが良い所です。
投資信託などでも似たような事はできるのですが
こちらは『信託報酬』という手数料をかなり大きく取られるのでロスが大きく、最悪の場合マイナスにもなりえます
売る時はどうするのか
購入する時はメリットが多いと感じる持株会ですが売る時はどうなのでしょうか
基本的には終身設計されているため、退職金と一緒に売却するのが一般的だと思います。
しかし経済サイクルは10年に1回くらいで不況がきます
※この不況をリセッションといいます
だから上手く運用するには不況の時に買って、経済回復した時に売る ってのが必要なんですね
ではこの持ち株
好きなタイミングで売れるのか
ここは半分YES、半分NOです
購入時は1000単位で購入ができますが、売る時はそうとも限りません
※会社によってルールは違うかもしれませんので、自社の制度は確認をしてみてください。
ぼくがいる会社では100株単位で証券口座に移動ができるようになっていました
つまり売る時の流れはこんな感じです
証券口座を作る
↓
持株会から証券口座へ株を移動
↓
証券口座で売却
↓
(税金を支払う)
だから株価が高い会社なんかだと、なかなか移動ができないかもしれませんね
ご自分の会社の株価と積立金額から100株単位になるなるタイミングを見ておくのは必要ですね
※証券口座の選び方が知りたい方はこちらをご覧ください
元本割れするリスクはないのか
これは投資なのでもちろんあります
しかし長期投資というのは下がり続ける所を買い続けて最終的に上がった時に売るというやり方です
だから会社そのものの将来性も加味しておく必要はあります
・世界経済に対して自社だけ業績が悪くなっているような会社ではないか
・毎年成長しつづけている黒字企業なのか
・時代の変化についていける会社なのか
・倒産リスクは高くないか
でも実はこういった確認って入社する前にした方がいい事なんですよね
将来性のない会社にいつまでも居るのはリスクでしかないです
上記にあてはまるような状態であれば、持株会どうこうよりまずは転職を考えた方がいいかもしれませんね
逆にスタートアップのような成長性が抜群の企業であれば倒産リスクは多少あっても早い段階から自社株を持つのはとても良い判断だと思いますね
そういった企業で自社株購入の制度があるかはわかりませんが、会社の業績をあげようとする仕事への意識もあがるので良い事づくしです
実際に入会してみて
結論から言うと僕の場合はタイミングがばっちりだったので
入会して大正解でしたね。
気付かぬ間に年利20%オーバーのウォーレンバフェット(有名な投資家)並みの投資実績が出来ちゃったわけです
入会する時は少数派
ぼくは入社時にゴリ押しされて加入した中で、長く加入していたのは唯一この持株会です
これは当時オススメされても入会する人が少なかったのをよく覚えています
ただぼくば元々ギャンブル好きだったのもあって
『投資』という響きに かっこいいなー! と思って
即決で入りました(笑)
最初はなんとなく入っただけなので、良く分からずにその後は放置
手取りが少し減るなーってくらいで貯金のような感覚で定額入金
今でいうと『サブスク』みたいな感じですかね
払っているのも半分わすれるような奴でした
リーマンショックで大不況
ぼくが入社した2008年3月
じつはこれリーマンショックの半年前なんですよね
会社に入るまでは良かったものの、入って初年度の研修終えた頃にはリーマンショックで大不況
世間ではボーナス無しはあたりまえ、給料カットや倒産する会社も数多くありました
ただこういった時は、さすがの大企業
溜め込んだ体力を活かして生き残り
給料減額はあったものの、その数年後にはアベノミクスとともに大きく回復をしていきました
だからリーマンショックで株価が暴落した後に購入できていた分が結構あったんですね
それを売ったのが7年後の2015年
いま考えてみるとコロナショック前に売り抜けているわけですが、次回はこの売却時のお話しをしていこうと思います
まとめ
・持株会は会社の将来性にもよるけど、加入するメリットが大きい
・売るタイミングは自分で判断するべき
・100株制限に注意
・自社の現状を俯瞰して見る事にも役立つ
・不況が来た時こそチャンス!
という事で今回のお話しは以上です
最後まで読んでいただきありがとうございました
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