こんにちわ。おもかじです。
投資を始める際にいきなりリアルトレードを行いたくなるものですが、大きな損を出さない為にもまずは最低限の練習をしてから本番に臨みましょう。
とは言ってもいきなり何から初めて良いのか分からない方も居ると思いますので、今回の記事では入門者向けの具体的な練習の行い方について解説をしていきます。

監視銘柄を決めて見る範囲をしぼる

まず自分が練習する銘柄、監視銘柄を決めましょう。銘柄によって動き方のクセのようなものや、利いてくるテクニカルが違ったりする事があります。
良く一般的には分散投資という名目で投資先を増やす事が推奨されていたりもしますが、実際に普段からしっかりと動きを確認出来るのは2~3銘柄程度です。
練習の時も銘柄を絞って練習した方が値動きが見えやすくなるので効果的です。
自分が得意とする銘柄を作っていきましょう。

スタイルに合わせた時間足の上位足から方向感を探る

投資スタイルにもよりますが、時間の長い足(上位足)を見てそこから方向感を探って目線を決めます。
短期スタイルだとしても週足や日足を見て環境認識をする事が必要です。
基本的に大きな流れの方向にポジションを取っていくことでリスクが減らせます。必ず日足以上の足から確認をしていきましょう。
またテクニカルも中長期で分析した内容の方が強く効く傾向があります。トレンドラインなど引く時は上位足のラインも意識しましょう。

メインの足でポジションをとるタイミングを探す

環境認識が完了したら実際にトレードするメインの足で細かく値動きを見て行きましょう。
ここで大事なのは必ず何かしらの型を作るという事です。ただ何となくエントリーするのでは、その後の改善を行うにも基準がなくて迷走します。
どんなルールでも良いので、まずは明確な売買根拠を決めてそのルール通りにポジションを取ります。
そのポジションがその後どうなっていくのか、検証する作業がトレードの練習となります。

損切りラインと利確ポイントを決めて検証してみる

エントリーのタイミングが決まったら次に損切りラインと利確ポイントを決めていきましょう。
この時に大事なのはリスクリワードを意識する事です。詳しくは別の記事で説明をしますが、損きりラインをリスク、利確ポイントをリワードとしてそれぞれの比率を確認します。
この際にリスクリワード比率が1:3以上(最低でも1:2以上)になるようにシナリオを決めます。
但し無理にリスクリワードを良くするために損切りラインを狭くしすぎると損切り貧乏になりがちなので気をつけましょう。
またこの際にロットサイズも練習してみると資金管理も身につくためより効果的です。こちらについても詳しくは別の記事で解説しますが、例えば損切りが-2%であれば10万円のポジションを取る時には、2万円をリスクにさらしている事になります。このリスク額を自分が1回のトレードで許容できる額としておく事が大事です。
エントリータイミングからのシナリオとリスクリワード、ロットサイズを決めたらその後の動きを確認して検証を行います。その結果から反省点を見つけて、自分のルールを改善していきます。
この失敗に学び成長するPDCAのサイクルがトレードを続けるためには非常に大切なプロセスとなりますので是非練習段階から身に付けてください。

まとめ

トレードの練習とは自分が決めた型が相場でどのように機能をするのか、その勝率やリスクリワードを確認していく作業です。さらにその確認結果から改善点を見つけて型の精度を上げていく。
そういった検証を行ってしっかりと機能する事が分かっていれば、そのルールを信頼する事ができます。
ルールを信頼出来ればあとはそれが当てはまるタイミングを待ってトレードを繰り返す事で必ず結果が付いてくるはずです。

トレードを始めるとすぐに実際のお金でトレードをしたくなるものですが、まずは練習で基本的なトレードの本質を理解する事から始めてみましょう