今回はぼくが持株会の株を一気に全て売却した時のお話しです
・売り方がわからない
・税金が心配なんだよね
まず結論から言っていしまうとぼくが超長期をしたのは1回
結果は株価約4倍達成です
長期投資なのでトライ回数が少ないのはもちろんなのですが
なんとなく始めたわりには利確時期を上手く調整出来たのが勝因だと思います
・自社株の売り方
・長期投資での買い時と売り時
・景気と業績の見極め方
・簡単な税金の支払い方法とは
保有期間
ぼくが会社の持株会で株を長期保有し始めたのは2008年3月
ちょうどリーマンショックの半年前になります。
当時入会した時のことについてはこちらの記事でお話しています
調整タイミング
さて、では株価4倍までの保有期間ですがどのような事があったのでしょうか
実はぼくの場合、保有中は積立投資だったので完全に放置で株価すらみていない時期がほとんどだったんですね
ちょっと途中で手を出したところは2回だけです
・1回目
~~~入会後数年経過~~~
たまたま拠出額の変更有無の確認が来ました
ここでは何となく半分くらいに積立額を落としました
この時はただ単に手取り増やしたいってだけの理由であまり考えてはいなかったです笑
これが2013年頃です
・2回目
~~~そこからさらに数年経過~~~
20代後半になって結婚もした頃から、投資について興味が湧いてきました
株について少し勉強を開始した中で自社株についても気にするようになりました
そこでなんとすでに株価がめちゃくちゃ上がっている事に気づいたんですね。
ここから株の売却へ動きだすわけです
アベノミクスで株高へ
ぼくが株を売ったのは2015年アベノミクスで株価が上がり始めたちょうど3年後くらいです
この頃の相場はボーナス相場状態で買ってホールドしてれば誰でも勝てるような相場でした
日経平均チャートで確認してみましょう
なぜこんなにも株価があがったのでしょうか
●アベノミクスとは
アベノミクスは安倍首相が表明した3本の矢を柱とする経済政策の事です
その中で特に株式相場に影響が大きかったのは主に異次元の金融緩和が要因だと言われています
ざっくり言ってしまうと政府がお金をいっぱい刷って無理やりGDPを押し上げてやろうって戦略ですね
それによって元々異常な円高だった状況が30%近く円安へ向かった
その結果輸出に頼った企業が多い日経平均は業績改善して爆上げを継続した
まぁいろんなファンダメンタルズな要因はあるにせよ
基本的に世界経済は成長を続けているのでお金の量は増えて、株価は長期的には右肩あがりになるって事ですね。
詳しく知りたい方がいればコチラ
アベノミクスとは何だったのか。「大胆な金融緩和」が残した「地味な偉業」とは?
引用元:https://www.businessinsider.jp/post-219621
日銀ETF買い
株価を引き上げているもう一つの要因として日本はちょっと特殊な背景があるんですよね
それが日銀のETF買いです
中央銀行が刷ったお金で株を買いまくるっていう金融緩和ですね
その買い入れ額はどんどん増えて2020年現在では年間6兆円を超えてきています
これによってほとんどの企業の大株主は日銀になっているという異常事態なわけですが
この強力な『買い支え』も株価を押し上げてひとつの要因です
こちらも詳しく知りたい方はコチラ
日銀のETF買い入れについて
引用元:https://nextfunds.jp/semi/article1-3.html
平均取得単価と売却単価
平均取得単価も2015年までは見ていなかったので内訳はよくわかっていませんが
リーマンショック付近に近い価格となっていたので、ほとんどは下落時期に買った分だと思います
社名はさすがに出せないので日経との比較グラフで見てもらいたいんですがこんな感じです
日経よりも下げ幅は大きくて利確した時は上げ幅も大きかったという値動きですね
2015年に売ろうとして見た時には平均取得単価は785円くらいでした。
・保有期間 7年6ヶ月
・積立回数 7×12+6=90回
・売却単価 2950円
取得785円→売却2950円
+375%
※4倍はちょっと言いすぎでしたね笑
それでも良い利益になりました
ちなみに積立金額は
前半9,000円/月→後半3,000円/月です
最終売却金額は数百万になりました
景気の判断方法
みなさんはどんな方法で景気が良いのか、悪いのか判断していますかね
ぼくは正直経済の知識が最初まったくないような感じだったので、当時はGDPがどうのって聞いても良くわからなかったんですね
そこで何となく会社の業績を把握する方法はこれが一番わかりやすかったんです
ボーナスの額面に注目
売却を考えた2015年は株価も上がっていましたが、同じようにボーナスの額面も上がっていたんですね
ちょうどリーマンショック直前くらいの水準に戻ってきたのでそろそろ天井かなっと思ったわけです
実はお恥ずかしい話し
チャイナ・ショックもあんまり気にしていなかったんですよね。。。
普通に気にしていたらあおの暴落で売ってしまったようが気もします
今思うと、そこからだいぶ戻した良いところで売り抜けられているのは運が良かったなとつくづく思います
この経験から適切な買い時と売り時としては感じるのはこんな所です
【買い】大きなショックの半年後~2年後あたり
【売り】景気サイクルが循環時期:ショックの6~10年後
しかし相場に絶対はありません
今回のコロナショックみたいに急激に戻ってしまう事もあるので早めに買うってのもありですし
リーマンショックやチャイナ・ショックのように2番底を目指す事もあるので、下げ止まりを確認してから買うってのもありです
投資はご自身の判断で行っていきましょう
どうやって売るの?
持株会から株を引き出す
持株会から株を売ろうとした時、この手続が壁になってしまい保有し続けている人がほとんどな気がします
むずかしいイメージがありますがやることはシンプルです
ご自分の証券口座を作って株を引き出す社内手続きをするだけです
だいたいは会社の窓口に問い合わせれば親切に教えてもらえると思うので問い合わせてみてください
証券会社が指定されている時もありますのでご注意を
※証券口座の選び方はこちらをご覧ください
とにかく速さ重視で作りたい方には動画で説明しています。
税金の支払いが心配
売却した際に利益が20万以上になると税金を支払う必要があります
特に会社員の方は普段まったく行わないんので、この確定申告にだいぶ抵抗があると思います
そんな方もご心配なく
特定口座・源泉徴収あり
これにしておけば税金は証券会社が勝手に売買の時に調整してくれるので気にする必要がありません
※もう少し確定申告を詳しく知りたい方はこちら
売却したあとの動き
今回のぼくの事例では売却を行ったあとに大きく下落しました
売り時としてはばっちりでしたね
ぼくはこの時の利益を全部さらに他の株を買うことにあてました
証券口座を持っているので、気楽に売買が出来るようになりました。
まとめ
・保有する時は経済が悪化した時から
・経済悪化中は積立額を多めに
・経済が回復したら積立額を下げる
・売却する前に証券口座を開設
・証券口座は『特別口座・源泉徴収あり』にする
・税金は証券会社におまかせ
次回は実際に始めて証券口座を作ってみた時のことも、少し書いてみようと思います
という事で今回のお話しは以上です
最後まで読んでいただきありがとうございました
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